世間は空前の猫ブーム
乗っかるつもりは毛頭ありませんでしたが、なんとなく言った「猫飼おうか」から始まった晴明(ロシアンブルー)との生活。学んだ事、嬉しかった事、失敗した事
もうすぐ1年
ちょっと振り返ってみました。
きっかけ
最近、テレビで動物番組が多く、家内と二人で「可愛いね」「癒されるよね」なんて話をしながら見ていました。
近所のペットショップに時々足を運んでも覘くだけで、本当に猫を飼う事になるなど、夢にも思っていませんでした。
「猫飼おうか」
私の提案に、家内、娘たちは驚きながらも大賛成!
私たち夫婦は二人とも心配性な性格で、猫を飼う前にいろいろとシミュレーションしています。私たち夫婦の年齢、病気、娘達の年齢・結婚、昼間(留守)旅行の時の留守番、準備費用、飼育費用、医療費等々...
これからの15年間について、いろいろと考え、悩み、相談しました。
でも、ヤッパリ猫が飼いたい。
飼い始めて思ったことは… 案ずるよりより産むが易し。
考えた通りにはなりません。問題は後からでも解決できます。
大変だった事もありましたが、可愛くてみ~んな忘れてしまいます。
まず初めにすることは?
アレルギー検査
何が必要かいろいろと調べてみましたが、必ずアレルギー検査をして下さいと書いてある。
飼った後でアレルギーを発症して、手放す事になるのも珍しくない。
早速と言いたい所、皆忙しく、近所の病院で検査結果が出るまでに約1ヶ月も掛ってしまいました。
結果は…
全員、ネコアレルギーは無さそう
ついでに検査した花粉や家ダニには結構反応有り。
これから気をつけねば。
猫の種類は何が良い?
私は最初から、ロシアンブルー推し。
家内と娘たちはカワイイ仔猫に夢中で、人気のスコティッシュフォールド、マンチカン、ミヌエット….推しで、ロシアンブルーは我が家に合わないと難色。
理由は、
狭いマンション暮らしの一般市民に、ロシアンブルーのイメージは高貴過ぎるとの意見。
我が家にロシアンブルーがいるのが想像できない。
なるほど…
チョット納得しながらも、「カワイイ仔猫も大人になると変わる。」と、太ったスコティッシュやマンチカンの写真を見せて私の寄り切り勝ち。
ロシアンブルーに決定!
なぜだか全員男の子を希望で、ここは揉める事無くすんなりクリア。
私は女性に囲まれているので同朋を、娘たちは弟分が欲しかったのかな。
家内は避妊手術の負担の軽い、男の子が良かったみたい。
心配性なんです。
どこから迎えるか
ペットショップで購入する選択肢は余りなく、譲渡会なども考えましたが、滅多にロシアンブルーの譲渡情報は出ていません。
私たちの年齢を考えると、最初で最後の事だと思うので、熟慮。
ヤッパリ、ブリーダーから直接お迎えしたいな。
調べるといろんなサイトがあるんです。
有名なのは「みんなのロシアンブルー子猫ブリーダー」かな。
覗いただけでしたが、色々な情報が得られました。
そんな中知ったのがキャッテリーの存在。
TEADAキャッテリーとの出会い
営利目的ではなく、しっかりと血統を管理してブリーディングされていて、生まれた子猫も大切に育てており、安心して迎えられそう。
でも、仔猫の誕生を待っている人も多そうで、
どうやら1年位は待つ覚悟が必要。
そんな中、今回、譲って頂いたTEADAキャッテリーと出会いました。
小さなキャッテリー(すみません)で、多くの子猫が生まれているわけではありませんが、たまたま8月生まれの仔猫のオーナーを募集中。
希望者多数!! と思い、
「次回生まれた際にお譲りいただければ」
お話を伺いたく連絡したところ、
数件の問い合わせは有ったようですが、まだ、オーナーさんが決定しておらず、
譲渡先の候補に入れて頂く事になりました。
キャッテリーで生まれた仔猫の写真も拝見し、可愛~い。
我が家では既にお迎えが決定したが如く「準備しないといけないね」「名前はどうしようか」等、先走った話で盛り上がってしまいました。
私はただただ、苦笑いです。
実はこの時、まだアレルギー検査の結果が出ていなかったんです。
1ヶ月後、キャッテリーを見学させて頂き、仔猫とご対面。家族一同益々気に入ってしまい、
「絶対に飼いた~い」。
その場でTEADAさんにお願いして、2回目のワクチン接種後に譲って頂く事が無事決定しました。
雨の日の訪問で、仔猫はず~っと隠れていて少ししか姿は見えませんでしたが、
しっかり仔猫のママにチェックされた気がします。
「お前たちなら安心だ。」と思ってもらえたかな。
縁ってこんなものですね。
TEADAさん本当にありがとうございました。
家族の一員として、大切に育てさせていただきます。
名前は「晴明」
仔猫のママはマリン(アクアマリン)と言います。TEADAキャッテリーでは、マリンちゃんから生まれた子には石の名前を付けており、子猫の登録名はJADE(翡翠)が候補になっていました。
もちろん、私たちの希望で名前を付ける事が出来ますので、「晴明(セイメイ)」と名付けさせて頂きました。(家内が命名、安倍晴明のフアンなんです)
CFAへの正式な登録名は「TEADA JADE SEIMEI」でお願いしました。
カッコ良いと思いませんか。
いよいよ、1カ月後には我が家に晴明君がやってきます。
お迎えの準備
さて、猫を飼うのは全く初めて。何が必要なのかをネットで調べて、一覧表を作成。
家内には購入計画書を提出して予算確保の交渉。(職場でも家でもやってる事は同じです)
とにかくすべてが初めて。
仔猫が何に興味を示すのかがわからず、昼間は留守にすることも多いため、安全を考えて暫くの間、ケージを使用して育てる事にしました。
ケージの工夫
ケージって色々な種類があるんです。
金属製、木製、プラスチック製、そして自家製。
1段、2段、3段。そんな中、我が家で決定したのはこれです。
アイリスオーヤマプラケージ813(3段)
アイリスオーヤマ プラケージ813(3段) ベージュ 【〇】 価格:27,400円 |
プラスチックで掃除もしやすく、猫が暴れても音も静かなんだそうです。
(比較できないので良くわかりません)
ネットで調べると、ケージの内部をDIYで、猫が過ごしやすく工夫している方が多く、随分参考にさせて頂きました。
基本は1階 トイレ、2階 餌場、3階 寝床 です。
このケージについては皆さんコメントされていますが、メーカの推奨通りに組み立てると、2階の入り口と棚板が合っていないんです(2階の扉を開けても棚板が無い)。
棚板を交互に組み立てるのであれば、入り口も併せれば良いと思うのですが…….。
理由は強度の関係かなとも思いましたが、トイレを入れるために1階の柵の部分を切断して使用している強者もおり、強度は関係ないようでした。
棚板が交互になっているのは、3階から1階まで真っすぐ下に落ちるのを防ぐためで、入り口が左一方にしかないのは別の理由がありそうです。
と、いう訳で
私は棚板を全て左に設置して、入り口と合うように組み立てました。
右側にはDIYで木製の棚板を交互に設置して、キャットタワーの様にしています。
1階
トイレを設置していますが、狭いため屋根付きのトイレは設置しづらく、オープンのトイレを選択しました。
でも、猫は恥ずかしがり屋で、用を足しているのを見られるのは嫌うそうです。
プラダンで柵を覆っている方もいるようですが、チョット拘りをもって、アクリル板で囲ってみました。
お世話になったのは「はざい屋」さん。高級感もあり、素敵に仕上がっています。サイズを測って、ホームページ上でオーダー表に記入して注文するだけ。穴の位置等の細かな設定も可能です。丁寧に梱包されて、注文通りの品が送られてきます。
プラダンと比較すると、送料もかかりますので少々お高くなります。
柵には両面テープで止めた金具を使って引っかけています。
棚板も併せると、ほとんど屋根付きトイレと変わらなくなっています。
床はむき出しのプラスチックです。温かみが無いので敷物を考えました。
猫砂落としも考え、最初はゴム製(少し大きめのシートを買いましたが、少々固く、猫がかじるため失敗)。
次はコルク(一見おしゃれですが掃除がしづらく、飛んだオシッコの匂が付くため却下)。
結局アマゾンでこれを見つけました。
何枚か組み合わせて、サイズもぴったり。
洗う事も出来、足にも優しそう。裏がゴムで動きません。
多めに購入して、替えながら使用しています。
トイレの他に水と爪とぎも設置しましたが、爪とぎはあまり使用してくれません。
冬場は少し暖かい水の方が飲みやすいとの書き込みがあり、水の容器の下には熱帯魚飼育用のヒーターも置いてます。
あまり役に立っていないかも。
2階
餌と水を置いています。
容器に選んだのはこれ。猫にとって床に直置きするよりも、自然な体形で食べる事が出来、体に優しい方が良い云々の記事を読み、家内が決定。
とにかく飼うのは初めてなので、何でも素直に周りの意見に影響を受けてます。
本体は木製で、中々しっかりしており、高級感も有っておしゃれです。
床はやっぱり敷物をしないと殺風景なのでコルクを敷いてます。
1階で使用した敷物はサイズが合わず断念。水が飛ぶので何もない方が掃除もしやすく、衛生的かもしれません。状況を見て、また、合うものを探したいと思います。
3階
寝床です。サイズの合う、暖かそうなものを選びました。冬に向けてヒーターを入れてます。熱くなり過ぎず快適だと思います。初めての冬を心配しましたが、マンションなのでさど寒くはならず、今冬の最低室温は18.5℃でした。
ヒーターは必要なかったかな。
カーテンの設置
ケージはリビングに置いているため、夜は12時過ぎまで明かりが付いてることが多いです。眠りたいときにまぶしいかもしれないと、カーテンを設置しています。
カーテンレールで迷いましたが、購入したのはコレ。
近くのホームセンターで買いました。ニトリにも似たものがありますが、硬さや機能性を考え、ケージにつけるのであれば、こちらがお勧めです。
自在定規のようなカーテンレールです。
カーテンはニトリで遮光性のあるものを購入し、家内に加工してもらいました。
ケージのDIYはいろいろな方のブログを参考にさせて頂きました。
どのように仕上がったかは写真をご覧ください。力作です。(自画自賛)
迎えて1ヶ月の間に3回落下しました。
夜中に大きな音で目が覚め、明かりをつけると本人はキョトン。
ケガもなく無事、意外と大丈夫です。
小さくても猫ですから….
天井が半分オープンに出来るため、今はケージを飛び出してカーテンレールカバーの上を歩いています。キャットタワーとキャットウォークになっています。
カーテンレールカバーの上は、足を痛めないようにコルクを敷いています。
至れり尽くせり
ケージは留守番させる時と、夜間寝るときに使用しました。もちろん誰かが部屋にいる時は基本オープンでした。迎えて3カ月後には昼間の留守中も開放し、6ヶ月後には寝る時も開放しました。夜中の運動会はありません。心配したんですけどね。
今日はケージの上がお気に入りで、しばらくお昼寝してました。
最近、夜は何時も家内の横か足元で寝ています。私にはあまり近寄ってくれませんが、寝苦しくて目が覚めると、乗っかってる事はあります。
今年の冬は自分の寝床ではなく、私か家内の布団の中に潜り込んでる気がします。
押しつぶさないように気をつけねば…
ケージの中のベッドは近頃全く使ってくれません。
部屋の中
電源コード
電気コードは全て、ダイソーのケーブルチューブで保護し、空いているコンセントは全てにコンセントカバーを取り付けました。携帯電話の充電コードは盲点で、しっかりかじられてしまいました。
オープンキッチン
一番の問題は対面キッチンです。やはりキッチンには入れたくありません。
お金をかけて素適な格子扉を設置している方や、DIYで工夫している方などのブログを拝見しました。
キッチンへの入り口からの侵入阻止、玄関からの飛び出し阻止を含めると、時間と費用が中々大変です。
家内に、オーダーメイドで格子扉を設置しているお家の写真を見せて説明。
「素敵ね...」
一言のみで、値段を察したか沈黙...
やばい雰囲気を感じて、価格を提示する前に撃沈。
私自身DIYで作成するほどの才覚は無く、多くの方のブログとアマゾン、楽天、YAHOOのショップから、代用できるものを探しました。
ブラインドカーテン、ロールカーテンは侵入阻止が完ぺきではなく、視覚効果のみで終わりそう。
ラティスフェンスが使用できそうでしたが、重量もあり、「うそ~、カウンターの上に置くのお…」の突っ込みがあり、断念。
結局、対面キッチンはダイソーで探したワイヤーネットと、突っ張り棒で塞ぐことに決定。
これが中々良いんです。力作です。自信作です。何と言っても低価格で、我が家の評判も上々です
晴明君は1回突破を試みましたが、ぶつかって無理だとわかるとその後は大人しく、カウンターに座ってキッチンの中を眺めています。
その他
そのほかの場所は「にゃんガード」が第1候補でしたが、日数が掛り過ぎるため断念。
キッチンへの入り口は高さ78cmのベビーゲート、玄関の飛び出し防止は105cmのペットゲートに落ち着きました。(横幅の問題でキッチン入り口にペットゲートは取付できませんでした。)
成長すると1mくらいは簡単に飛び越える事が出来そうです。
ところが晴明君、1歳を過ぎても飛び越えようとしません。キッチンの前まで来ると、大人しく座って中を覗いているだけです。
とっても良い子なんです。
でも、油断をしないように刃物は片づけ、ゴミ箱は蓋付にしています。
古かった網戸はこの機会にすべて交換。
最近はペット専用の網戸(ペットディフェンス)も有りますが、我が家の網戸は標準より大きく取り付け不可。少し目の細かな網戸に張り替えました。
「網戸脱走防止フェンス」までは取り付ける必要は無いかな。
人形ケースは可能なものはガラスからアクリルに交換し、周囲はワイヤーネットで保護。
上には乗らないように、100均のねこバリア(トゲトゲマット)を敷いています。
何度かチャレンジしていましたが、今は乗りません。
不快なのか、とりあえず効果はあったみたいだけど、ここまでは必要なかったかも。
テレビの液晶画面はアクリル板で保護しました。これは良かったと思います。今でもしょっちゅう飛びついています。効果絶大で、液晶にもアクリル板にも全く傷はついていません。